思ったこと、萌えた事萌えた事、
chakoの腐れる雄叫び。
そんな場所でございます
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まずはひとくみめー。
義将妖妻
のお2人です。
…べーこんれたすな文章しか書いていないから…つい。
義将妖妻
のお2人です。
…べーこんれたすな文章しか書いていないから…つい。
俯いて、美しく白く匂う
その花は
今に散ってしまわないかと思わせる、
まるでその人のようであった。
【市】
初めてその姿を見たのはその人が私の妻となった日。
その姿はえもいわれぬ美しさで、
背筋がぞくりとするほどであった。
初めて声を聞いたのはその次の日。
その声は優しくて、愁いを帯びて
心を撫でた。
何と声を掛ければよいのか、
どうやって触れればよいのか、
今まで生きた中で知りえなかったことばかり。
『市、その…暇…か?』
『何?長政様』
『少し、歩かない…か?』
『うん』
並んで見るその景色は見慣れた物である筈なのに。
少しだけ心が温かくなった。
『ねぇ、長政様。』
『ん?』
『最近寒い…から。』
『だからどうした?』
知っているのはそんな言葉ばかり。
『風邪、引かないで…ね?』
そんな言葉は知らなかった。
周りのものに言ったのは
風邪など引くのは悪だ。
ただそれだけで。
もっといい言葉は見つからないものか。
『…お前、こそ』
2人の間に流れる空気がたまらなくなって
『行くぞ、帰るぞ、市。』
差し出した手に触れたその手は。
少し冷たくて、
それでいて柔かかった。
その花は
今に散ってしまわないかと思わせる、
まるでその人のようであった。
【市】
初めてその姿を見たのはその人が私の妻となった日。
その姿はえもいわれぬ美しさで、
背筋がぞくりとするほどであった。
初めて声を聞いたのはその次の日。
その声は優しくて、愁いを帯びて
心を撫でた。
何と声を掛ければよいのか、
どうやって触れればよいのか、
今まで生きた中で知りえなかったことばかり。
『市、その…暇…か?』
『何?長政様』
『少し、歩かない…か?』
『うん』
並んで見るその景色は見慣れた物である筈なのに。
少しだけ心が温かくなった。
『ねぇ、長政様。』
『ん?』
『最近寒い…から。』
『だからどうした?』
知っているのはそんな言葉ばかり。
『風邪、引かないで…ね?』
そんな言葉は知らなかった。
周りのものに言ったのは
風邪など引くのは悪だ。
ただそれだけで。
もっといい言葉は見つからないものか。
『…お前、こそ』
2人の間に流れる空気がたまらなくなって
『行くぞ、帰るぞ、市。』
差し出した手に触れたその手は。
少し冷たくて、
それでいて柔かかった。
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